2024.08.05

横取りされた恋だと思う。ずるいよ。

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友達Rの話。
Rと付き合うようになってから、服装とか髪型とか、おしゃれになっていった彼。
洋服は、ほとんどRがコーディネートしていた。
その彼との恋の結末は…。

  
友達のRは、すごくおしゃれ。
洋服はもちろん、おいしくてかっこいいお店もいろいろ知っているし。

  
そんなRの恋は、思いもよらないカタチで終わった。

  
Rいわく
「ある意味自分でまいた種」っていう恋の終わり。

   
Rが付き合っていた彼は、
IT関係のシステム会社に勤めている人。

  
服装とかなんて全然気を使わなくて、
いわゆるオタク系だった。

    
友達の紹介で出会って、付き合い始めたふたり。

  
Rは彼の人柄にひかれたって言ってた。

    
そして、Rは「この人は磨けば光る」って思って、
なるべく洋服とかはいっしょに買いに行って、
彼をブラッシュアップしていった。

      
「もう服はいらない」って言う彼に、
R自ら洋服をプレゼントしたりして、
彼、どんどんかっこよくなっていった。

    
ごはんを食べに行くお店だって、彼はほとんど知らないから、
Rがいろいろ連れ出していた。

    
そして、付き合って1年ぐらいのうちに、
彼はすごく変わった。 

  
おしゃれになったのはもちろん、
自分に自信を持っている感じで、
前のオタクの暗さは、全然なくなっていた。

  
ああ、Rと付き合ってきたから、彼、変わったんだなって、
知っている人は、みんなそう言ってた。

  
Rも、すごくうれしそうで、
ますます彼大好きって感じだった。

   
でも、ある時突然、Rの恋は終わった。

 
彼は他の女性のところへ行ってしまった…。

    
「私がプレゼントした服の中で、彼が一番気に入っていた服を着て来たデートの時に、
他に好きな人がいるって言われたんだ」

「今から彼女のところに行くからって。その服を着て、彼女のところに行ったんだ」

   
なんだそれ。

  
「あの服を着て、彼女のところには行ってほしくなかった」

   
Rは彼を追うような事はしなかった。

  
「もう気持ちが他の誰かにいってしまった恋は仕方ないから」って言って。

  
なんか、やるせない気持ちになった。

  
Rがかっこよくした彼が、
かっこよくなったとたん、
他の女の人のところに行ってしまうなんて。

   
しかも、彼が好きになった人は、
なんと同じ会社でずっといっしょだった同僚だったんだよ。

  
まさに、昔の彼も知っていて、かっこよくなった彼も知っている人。

  
彼女から、彼にものすごくアプローチしていたそうです。

   
皮肉だなあって思った。

  
横取りの恋だって思った。

 
もちろん、いろいろな事があっての終わりだとは思うけど。

   
こんな恋の結末もあるだ。

  
恋って…。

  
Rは、今は笑ってその話をするけど、
心の傷は深いと思います。

 
「あの別れの時、彼が着ていた服は一生忘れない」って…。

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2024.07.10

彼のための選択だった。でも、その彼には婚約者がいた。

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「好きだから」って、その人のために、「AかBか」、「右か左か」って、人生の選択をする時ってある。
でも、その人のウソを信じた選択だったら…。

 
私の友達のLは、その時付き合っていた彼を信じて、
ある選択をした。

  
会社から海外転勤の話が来た時、
「彼」のひと言で、Lは海外の夢を捨てた。

  
その彼のひと言は、
「行かない方がいいよ」だった。

  
Lは、
「今となれば、あの時、転勤しなくてよかったと思うよ。今の仕事も、ポジションも納得いってるから」
って言う。

  
そのひと言を言った彼、
詳しいことは書けないけど、
婚約者のような人がいた。

 
けど、Lにはその事はひと言も言わないで、
付き合っていた。

  
確かに、Lと彼は結婚の約束をしていたわけでもなく、
ただ付き合っていた関係だったけど、
Lの他に本命がいたなんて。
ひどい。

  
じゃあ、なんで、婚約者がいるのにLに
「行かない方がいい」なんて言ったの?

     
婚約者がいるって知った時、
Lは、あっさり、彼を責めることもなく、別れた。
人前で泣くこともなく。

    
それからしばらくして、
ある仕事の事情があって、私ひとりが、
Ⅼの別れた彼にたまたま会う機会があった。
  

その時に、聞いたんだ。

  
「なんでLの転勤を止めたの?」って。

 
彼の答えは、
「止めてないよ。俺の考えを言っただけ。それに、Lとは真剣に付き合ってなかったよ。それは、Lも分かっていると思ってたけど」。

  
………………。

  
怒りで体が震えた。
彼には何も言わなかった。
言う気力もなかった。

  
Lもこの言葉を聞いたんだろうか。

  
だから、あんなにきっぱりと彼と別れたのかもしれない。

  
こんな恋もあるんだ。
こんな人もいるんだ。

  
Lは、今も笑ってその時の事を話すけど、
あれから恋をしていない。

 
ある時言ってた。
もう恋はしなくていいって。

 
人生の選択は、好きな人がいると、
その人の存在あっての選択をしてしまうのは、
仕方のないことなのかな。

  
でも、「彼」の存在で、道を決めることは、
逃げていることになるのかな。
本当の自分の気持ちから、逃げていることになるのかな。

 
言い訳を作っているのかな。
 
  
分からないや…。

  
私は、私は…、
好きな人がいたなら、
その人の存在あっての選択をしてしまう気がします。

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2024.06.13

#これも復讐?自分をふった彼のために、キレイになることが?

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すごく好きだったのに、すごく尽くしたのに、ふられたの。

悔しくて、悔しくて、絶対に復讐してやるって思ったんだ。だからこんな方法をとったの。

私が学生の頃、アルバイトでいっしょだった先輩のJさんの話。

   
Jさん、私が会った時は、きれいで痩せていたんだけど、
少し前までは、太っていたんだって。
そんなの全然信じられないぐらい痩せていたんだけど。
そして、すごい美人。

  
よくバイト先に、彼が迎えに来ていた。

  
「仲いいなあ」って思っていたら、
ある時、Jさんが言った。

  
「今ね、彼に復讐中なの」って。

  
復讐???どんな?

  
Jさん、今の彼に数年前にふられたんだって。
すごく好きで、いろいろ尽くしていたのに、あっさり捨てられたらしい。

  
ある時、突然、「別れよう」って言われたそうです。 

  
ものすごく悔しくて。もう悔しいを通り越して怒りだった。
だから、私、彼に、彼が私にしたことと同じことしてやるって決めたの。

  
だから、痩せたんだって。
ものすごく努力したって。

  
彼が、別れた事を惜しいって思うようにって。
彼の方から、好きになるようにって。

  
そしたら、彼の方から
「また付き合ってほしい」って言ってきたんだって。

  
私がJさんと知り合った時は、
調度、彼をJさんに夢中させる作戦実行中の頃。

      
もっともっと自分の事を好きになってもらって、
ここぞっていう時に、さよならを言うことが、
Jさんの復讐なんだって言ってた。

    
でも、私がJさんとバイトしている1年ぐらいの間、
ずっと彼に別れを告げることはなく、
彼のお迎えは続いていました。

    
それが、Jさんがもう就職で、バイトが終わるっていう時に、  
最大の山場がやってきたんです。

  
Jさんが、私に言ったの。
「彼からプロポーズされたんだ…」って。

  
私は、これは復讐の最高のチャンスなのかなって思った。
とうとう、Jさんの待ちに待った時が来たんだと思った。

  
でも、それは違って…。

   
始めは復讐のつもりで付き合ったんだ。
彼が私の事、もっと好きになるように、いろいろやってきた。
でも、私も彼の事、すごく好きになってて…。

  
でも、このまま結婚したら、なんか悔しいような気もして…。

  
という、結果が待っていた。
こういう場合もあるんだ。

  
自分をふった彼を、もう一度振り向かそうとした努力で、
Jさんは痩せて、すごくキレイになって。
そして、彼が戻ってきた。

  
でも、Jさんの狙いは、復縁じゃなくて、復讐。
なのに、結局自分も彼の事が好きになっていて。

  
恋って……。

  
でも、Jさんの復讐のための行動は、
結果、Jさんにとって、いろいろプラスだったんだから、
良かったのかな。

    
そしてこれは、復讐って呼べるのかな。

    
彼の奪回作戦だったような気もするし。

  
その後、ふたりはどうなったのかは、
もう連絡先も分からないから、知りようはないけど。 
 

#復讐 #ふられた
   

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2024.06.07

#友達には、何も求めない。恋には、自分の心の満足を求めてしまう。

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もう10年以上会ってない大切な友人がいる。
その友人のCから久々にメールがきた。

Cとは、もう20年以上前からの友人。

  
Cが結婚してからは、会うのは年に1回ぐらい。
でもここ最近は、会うことさえ、電話で話すことさえ、
していなかった。

  
電話する事もあったけど留守電だったり。

    
そんなCから、久々にメールが来た。

  
体調が思わしくなくて、
なかなか連絡できなくてごめんねって。

 
いつも電話くれてありがとねって。

  
また会いたいねって。

  
また会いたい。私も。

  
でも、Cとはどんなに会ってなくても、話してなくても、
心はいつでも、近くにあるような気がする。

 
会うとか、会わないとかじゃなくて、
Cとは、時間とか距離が気にならない。
疎遠になるっていう感覚とも、また違った感じ。

    
お互いすごく信じていて、
心は離れていないっていう気がする。

    
久々に会っても、久々っていう感じが全然しないし。

    
大切な友人だから、こういう関係で続いていけるのかな。

 
でも恋だと、それはできないような気がする。
私は。

 
好きな人には、会いたいし、声が聞きたいし。

 
相手にいろんなことを少しずつ求めてしまう。

  
「相手」じゃなくて、自分の心の満足を求めてしまう。

  
なんでなんだろうな。

  
それが恋?

 
私が、Cに求めることは、
元気でしあわせでいてほしいってこと。
それだけ。

  
ここが友情と、恋の違いなのかな。

 
それともCが特別な存在なのかな。

 
C、大変な中で、メールくれてありがとね。
 

#友人 #恋 
 

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2024.05.14

#あの人が誰かと結婚してくれたら、あきらめも、ふんぎりもつくんだけどな。

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別れた彼に、今も時々会ってる。
また付き合うって可能性なんてないのに…。
でも会うことがやめられない。

 
友達のTは、2年前に別れた彼と、今だに会っている。
それは、もちろん恋人じゃなくて、友達として。

 
そんなTと、この前、久々に会った。
その時Tが言った言葉は、
「2年前に別れた彼が忘れられないんだ」
だった。

    
「この前、彼とごはん食べに行った時にね、また付き合おうよって言ったら、それはないって笑われたよ」。

   
Tの気持ちが痛い。
あきらめがつかないよね。
目の前の別れた彼は、新しい彼女もいなし、
いっしょにごはんを食べに行くことも、遊びに行くこともできる。

    
ただ、相手に恋愛感情がないだけ。
仲のいい友達としていっしょにいる。

 
なんか、ずるい。
Tの気持ちが分かっているなら、
もうTの誘いを断ってくれればいいのに。

  
T、言ってた。

「いっそあの人が、誰かと結婚してくれたら、あきらめも、ふんぎりもつくんだけどな」。

       
私も、別れた彼のことがふっきれなくて、その彼と会っていた時期があった。

    
相手に好きな人ができたとかでふられたなら、
もう会わないって決心できるけど、
その彼とはそういう別れじゃなかったから、
ふんぎりがつけられなかった。

  
だって、電話すれば声が聞けるし、
会おうって思えば、会うことができる。

  
そんな状態を自分で断つなんて、
別れてすぐは、こわくてできなかった。

  
でも、その経験を越えてきたから言える。

いっしょになる未来がない、
別れた彼といっしょにいる時間の方が、つらい。
実は、その方が苦しい。

  
私はそうだった。

  
彼をふっきって、もう電話することもやめて、会うこともやめた時、
その時はすごくつらかったし、
しばらくは、自分との葛藤で苦しかった。

 
けど、その苦しい時期が過ぎたら、
前向きな気持ちになれたの。

  
あの、別れたのに、彼から離れられなかった時期の、
先の見えない闇にいるような時間。
  

会った後に、自分を責める苦しさ。

 
そんなことから解放されて、やっと別れることができた気がした。

    
そこに行き着くまでは、大変だったけど。

   
どうやって、彼をふっきったか。

  
うーん。
どうやってだったんだろう…。

    
すごく気持ちが傷つけられて、傷つけられて、
傷つけられて、傷つけられて。
もういいやって思えたからかな。

  
自分にしっかり向かい合って、目の前の事じゃなくて、
遠くにある未来みたいなものを選んだからかな。

  
うーん。
でも、実際のところ、自分でもよく分からない。

 
だから、Tにかける言葉が見つからなかった。
私も早くTの元彼に彼女ができるか、結婚しちゃってほしいと思った。

  
でも…、もうTといっしょになるってことはないのかな。
私が彼に会って聞いてみたい。 
 

#まだ好き #忘れられない #失恋
 

ー過去記事PIC&リライトー

  

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2024.05.07

#彼から裏切られて、やっと終わりにできた恋。もっと勇気があればよかったのに。

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※前記事「この恋を終わらせるのがこわい。もう次はないような気がして
」の続き

好きだけど、別れるしかない恋ってあると思う。
ふたりは離れないと、お互いに苦しくて、相手を傷つけてしまう。
分かってる。でも、「好き」っていう気持ちが、別れの決断のじゃまをするんだ。


私もGと同じように、
「彼のことは好きだけど、結婚する人じゃない」。
こんな想いで、恋愛をしてたことがある。

         
絶対にいっしょに生活をしたら合わないだろうな。
自分がものすごくがまんする生活になるだろうな。
そんなの絶対にイヤ。

   
そう思いながらも、「好き」っていう気持ちはあるから、
なかなか離れることができないでいた。

  
何度か、別れ話はしたし、実際に別れたこともあったけど、
結局ずるずると付き合ってた。

   
好きだったし。
お互いが心のよりどころの部分があったし。
いっしょにいれば、楽しいこともあったし。

  
本当に別れる寸前までは、離れる決心がつかないでいた。
いっしょにいてもダメだって分かっていたのに、
離れられないでいた。

      
じゃあ、どうやってその人と別れることができたのか。

  
それは、自分の力や意志じゃなかった。
もうどうしても離れるしかないような出来事が起こった。

   
彼からある裏切りを受けて、
もう私自身、心がズタボロになって、
もういっしょにいることは、精神的に不可能って状態になって、
そうしてやっと別れることができた。
別れざるを得ない状況になった。 

    
あの時は、「なんでこんなことが起こるんだろう」って思ったけど、
今は、
「あの出来事があって本当によかった、あれがあったから別れることができたんだ」
って思える。

    
明るい未来はないって分かっていながら、
なかなか別れるふんぎりがつかない、
私の気持ちを、バッサリと切るために、
神様が大ナタをふるってくれたんだと思う。
本当にそう思う。

   
Gの恋も、何か大きな出来事が起こらないと、
前に進むことも、終わりにすることもできないのかな。

 
どうしようもないのかな。

 
私は、Gが前向きになれるような言葉を、
言うことができなかった。

     
ただ、
「いっしょにいて萎縮してしまう関係は良くないね」って、
「Gが彼の前でも、いつものGみたいに、笑って元気でいられないのはイヤだ」
って、
それしか言えなかった。

    
「彼のことは好きだけど、結婚する人じゃない」。
そんな恋は難しい。

  
そして、そんな恋を終わらせることも、難しい。

  
自分が傷つかないと、終わりにできないのかな。

 
「未来の笑っていられる自分のために」って思っても、
今の自分の目の前の好きな人に、
自分からさよならを言う勇気って、相当なもの。

  
でも、できることなら、その勇気を持って、
自分らしくいられる恋に進む決断ができればいい。

  
私みたいに、心に深い傷を負う前に、
決心できればいいなと願います。 
 
#30代の恋 #決心がつかない結婚 
 

ー過去記事PIC&リライトー

 

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2024.05.02

#この恋を終わらせるのがこわい。もう次はないような気がして。

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※前記事「彼のことは好き。多分…。でも結婚したいとは思えなくて。」の続き

結婚する人じゃないって思っていても、終わりにできない恋。
別れられない理由は好きだから?違う。理由はそれだけじゃないんだ。

    
Gが、彼との関係を終わりにできない理由は、
確かに「好きだから」っていうのはある。

  
ケンカしたって、ひどい事を言われたって、
「好き」って気持ちはあるって言ってた。
結婚したいかどうかは別として。

  
でも、G、もうひとつ、こういう気持ちもあるって。
 
これが20代の恋なら、絶対に別れていたと思う。
でも、今はこわいの。もう次はないような気がして。

  
そうか。そうだよね。
こわい。ものすごくこわい。
30代の後半で、目の前の恋を自分の手で終わらせるのは。

  
「もう次の恋はないかもしれない」の気持ちは、
20代の時のような漠然とした不安じゃんなくて、
覚悟を持った現実として、迫ってくるから。

   
「そんなことないよ。大丈夫だよ」。
なんて簡単には言えない。

  
Gが彼との結婚に踏み切れない理由は、
「好きだけど、結婚する人じゃないような気がするから」。

  
そして、好きの他に、別れられないもうひとつの理由は、
「この恋が終わったら、もう次の出会いはないような気がするから」。

 
うーん。難しい。

        
Gのこと、「ずるい」って思う人もいるかもしれない。
自分が傷つかないために、逃げているって言うかもしれない。

 
彼の立場はどうなるの。彼がかわいそう。
っていう意見もあるかもしれない。

  
でも、私は、Gの気持ちが分かる。
弱い気持ちも、不安な気持ちも、自分を責める気持ちも。
迷いも。

  
人の気持ちは、簡単じゃないから。

  
キライになれれば、別れることはできるんだ。
でも、キライになれない。

  
好き。

  
好きで、別れる理由が見つからなくて。
結婚しなければ、続いていけるような恋なら。
そして、自分の年齢を考えたら…。

  
Gじゃなくても、別れる決心はつかないよ。

  
「彼のことは好きだけど、結婚する人じゃない」。
こんな想いで、好きな人といっしょにいる人って、いると思う。

   
私もそんな時期があったから。

  
…この続きは次の記事で。  
 

#30代の恋 #決心がつかない結婚 
 

ー過去記事PIC&リライトー

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2024.05.01

#彼のことは好き。多分…。でも結婚したいとは思えなくて。

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今はいっしょにいて楽しいし、好き。
でも、結婚する人ではない気がする。
恋愛だから、うまくいってる気がする。
でも、そう分かっていながらも、離れられない恋はどこへ。

   
夜、友達のGと電話で話していたら、
突然Gに聞かれた。

  
ねえ、結婚って、苦難を乗り越えていくことなんだよね。つらい事から逃げないで、それを越えていくことなんだよね
って。

   
なんでそんな事聞くの?って聞いたら、

今の彼と結婚したら、つらい事が多いような気がするから…。

っていう答えが返ってきた。
  

Gは彼と付き合って、5年ぐらいなのかな。
何度か小さく別れたことはあったけど、結局いつもヨリを戻していた。

   
ケンカが多いふたりだった。
彼は、時々Gに威圧的な態度を取って、
GはGで彼を怒ることが多い。

  
でも、ケンカがないから仲がいいってわけじゃないし、
ケンカしながらも続いているってことは、
それがふたりにとっては、普通なんだと思っていた。

 
それが、昨日の電話では、

他に好きな人ができたら、すぐに別れてもいいって思ってる。
もう、限界だって思う時が多くなってきた。
彼がこわくて萎縮しちゃう時があるんだ。

って。

  
萎縮する。
これって、私はいいことだとは思わない。
いっしょにいる相手に萎縮して、言葉が出なくなるなんて、
決していい状態とは言えないと思う。

  
私が、そういう人と付き合っていたことがあるから、
分かるんだ。
その、相手をこわいって思う気持ちが。

   
好きだけど、こわい。
こわくて、
自分が彼のことをどう思っているのかも分からなくなった。

     
好きじゃないかもしれないのに、
好きだと思おうとしてた時もあった。

 
渦中にいる時は、それさえ分からなかったけど。

  
Gは、もう30代も中盤。
もちろん結婚を考えているし、
その彼からも結婚を申し込まれたことも何度もあった。

  
でも、それをうまくかわして、付き合い続けている。

   
結婚がしたくないんじゃない。
Gは結婚したいの。
でも、「彼との結婚」となると、決心がつかない。

 
彼との結婚に、大きな不安があるから、私に

ねえ、結婚って、苦難を乗り越えていくことなんだよね。
つらい事から逃げないで、それを越えていくことなんだよね。

って聞くんだよね。

  
私の答えは、

結婚したら、それは困難は起こるよ。
でも、困難って、一方的なものじゃなくて、
ふたりの間に起こる困難で、
ふたりで乗り越えていくことだと思う。

  
Gは 
そうなんだ…。そうだよね…。
って悲しく笑ってた。

  
彼のこと好きなのは、これが恋愛だからだと思ってる。
恋愛で、時々会うから、つらい事があっても、次に会う時には、
そのつらさが薄れちゃうっていうか…。

 
恋愛だからうまくいく関係が、
全て結婚してもうまくいく関係だと限らない。
残念だけど、私はそう思う。
 
 
そして、Gの不安には、もうひとつの理由があった。

…次記事へ続く
 

#彼がこわい #決心がつかない結婚 
 

ー過去記事PIC&リライトー

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2024.04.23

#優しくて、明るくて、好きだけど…。いっしょにいるのがつらくなる。

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好きだし、大切な友達なんだけど、
どうしても合わない部分がある人っている。
でも、価値観は人それぞれだし、それを言うのもなんか、だし。


友達のZちゃんは、すごくいい人。優しいし。
明るくて気も合うし、いっしょにいて楽しいし。

  
でも、でも、でも。
ひとつだけ、いっしょにいて苦しくなるトコロがある。

 
Zちゃんは、自分の考えや、気持ちの感覚が、
すべての人に共通だと思ってる。

  
自分が悲しいことは誰も悲しい。
自分がしてもらってうれしいことは、誰もうれしいはず。
言ってもらってうれしかったことは、相手にも言う。

  
感覚って人によって違うんだと思うの。私は。

    
自分がよかれと思ってしたことが、
相手にとってはありがた迷惑なことってあると思う。

  
私だって、無意識にそうしていることいっぱいあるし。

    
Zちゃんは、「自分は正しい」ところから、動かない。
確かに、Zちゃんの言うことや考えは正義だと思うけど、
正しいだけの場所からは、見えない心のひだってあると思うんだ。

  
……そんな自分の考えをZちゃんには言えない私。
どう言っていいのか分からないし…。

   
それはZちゃんの感覚であって、間違っていることじゃない。
私と感覚が違うだけ。

  
でも、この感覚の違いが、いっしょにいることを難しくさせるんだよね。
きっと。

 
今まで何度か、感覚の違いを感じてしまう場面があったけど、
今度そういうことがあったら、
私はZちゃんとは、距離を置いて付き合うようになる気がする。

    
例えば、すごく悲しいことがあった時、
私は、そっと見守っていてほしい方なんだだけど、
Zちゃんは、肩を抱いて、いっしょに泣いて、
励まし合うのが友達だって思ってる。

  
これは価値観の違い。
お互いいっしょにいるのがつらくなる。

  
Zちゃんが、落ち込んでいる時、
私は、何も言わずにそばにいるか、
もしかしたら、少し離れた所にいて、様子を見守ってるかもしれない。

  
Zちゃんにしたら、優しくない友達になってしまう。

  
あー。
優しいとか、悲しいとか、うれしいとか、
そういう「人」の感覚って難しいな。

   
これが友達じゃなく、恋だったら、
すごく好きなのに、いっしょにいると傷つけ合うふたりになるんだよね。

  
そういう恋もしたことあった。
つらかった。
結局、お互い傷つけ合いながら、別れたけど。

  
自分の持つ感覚って、価値観って、直すことは難しい。

  
でも、自分とは違う感覚を持つ人がいるって知ること、認めることは、
とても大切なような気がします。
 

#価値観の違い 
 

ー過去記事PIC&リライト

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2024.03.01

#秘密の告白。20歳年下の人との不倫の恋。

Img_9572_20  

ある人のずっとずっと秘密にしていたことを、突然告白されたことがある。
びっくりして言葉が出なかった。
人生っていろいろ。
こんな秘密を持って、生きてきたこれまでは、どんな気持ちだったんだろう。

     
その人は、以前仕事でお世話になった人Jさん。
海外での仕事も多くて、あまり日本にいることがなくて、
久々に会った。

  
時間もそんなになかったので、お茶だけしかできなかった。
そこでなんとなくの流れで恋の話になった時、突然Jさんが、
「私、だいぶ前だけど、結婚して子どものいた時、20歳近く年下の人と、不倫したことがあるのよ」
って。

  
私、絶句。
Jさんは、60代。
再婚を2回されているはずで、お子さんだっていらっしゃる。

  
バリバリのキャリアで仕事をしていて、今も多分ご主人と暮らしているはずで。

  
「驚いた?ごめん。ごめん」
「え、このことって、だんなさまとか知っていたんですか?」
「知らないわよ。子どもにも内緒。今日はじめて人に言ったんだから」

  
私、なんて答えていいのか分からなくて…。
なんで、私にこんな秘密を…。

  
「恋のブログ書いてるんでしょ。書いてよ」

  
Jさんの不倫は、もう20年近くも誰にも秘密にされていた。
短い恋だったみたいだけど、「すごくしあわせだった」って言ってた。

  
「どっちから終わりにしたんですか?」って聞いたら、
「私から。仕事も忙しくなってきたし、彼の将来もあるでしょう。しばらく日本をあけることになったから、それを機に終わりにしたの」

  
「それからは、全然会ってないんですか?」
「会ってないわ」

  
「その時、家族に怪しまれたりしなかったんですか?」
「多分、大丈夫だったと思う。私仕事が忙しかったから、、家を空けること多かったし」

  
「始めから終わりが見えている恋だったから、どうやっていっしょに過ごせるかって、日々ドキドキだった。終わる関係だから、切なくて、でもだから余計に会いたさが募って」

  
大人だ。大人の恋だ。

  
相手の男の人は、当時まだ結婚してなかったそうです。

  
私は、聞いてみた。
「この秘密を、ずーっと家族に黙っていて苦しくなかったんですか?」

  
「苦しくはなかったかな。苦しかったのは、誰にも話せないことの方だった」

  
そうなんだ…。  
   
やっぱりいろんな人生がある。

    
最初から終わりを目指して走る恋もあるんだ。
人によって恋はいろいろだ。

    
Jさん、こうも言ってた。
「そういう秘密の恋をしたことが、仕事にも人生にも、潤いを与えてくれていると思う」って。

 
「全然秘密も、隠し事もない人生なんてつまらないわよ」って。

  
Jさんは魅力的だ。

  
いっしょに仕事をしても、話していても、
もっと何かあるんじゃないか、もっと何か言ってくれるんじゃないかって、
そういう期待を持たせてくれる女性だ。

  
正しいだけ、キレイなだけの中じゃ、見えないものってあると思うから。
恋に限らず、人生はきれい事じゃ終わらないと思う。
いろいろ経験して、黒い部分を見たり、持っていたりすることで、
人としての魅力を増すってことはあると思う。

  
今回、Jさんの恋については、
プライバシーもあるので、詳しく書くことはできないけど、
ただの遊びの恋ではなかった。
いろいろあった恋でした。

    
Jさんのこの恋が、正しいとか間違っているとかじゃなくて、
そういう人生もあるという気持ちで、この記事を。
 
 

#秘密の恋 #不倫 #相手を責める
 

ー過去記事PIC&追記ー

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