信じることで現実から逃げちゃだめだ。信じることにすがっちゃだめだ。
信じることで、いろなんな事から逃げている時期があった。
信じているって言葉や気持ちは、正義で、自分を守ってくれると思っていた恋があった。
「信じているから」。
「信じていたのに」。
この言葉って、自分を正当化してくれるし、
弱者にしてくれるし、被害者にしてくれるし。
この言葉に、私、逃げていた時があった。
「信じているから」って、
目の前の不安を、ちゃんと見ようとしないでいた。
「信じているから、大丈夫」
なんて思い込んでいた時があって。
あの時、
もっと、あの恋に向かい合えばよかった。
不安な予感から逃げないでいれば、
最後に、
「信じていたのに…」
なんて言葉、言わずにすんだのに。
あーあ。
信じるって、難しい。
相手を信じる事は、すごく大切な事だと思う。
けれど、「信じている」っていう気持ちを盾に、
目の前で起っている事実から、
目をそむけようとする事は、
自分を守ろうとすることは…。
結局、自分をどこにも進めないように
しているだけもかしれないって思う。
信じているから、
怖い不安に目をつぶるんじゃなくて、
それにぶつかっていける強さがほしかったな。
あの頃。
いくつかの別れを経験して、
そう思う。
信じることは、
大事な事で、強さになって。
でも、それを理由にしてしまった時点で、
弱さになる可能性もある気がする。
目の前に不安や疑問に思う出来事があった時、
「でも、信じているから」って自分に言いきかせてしまったり、
信じる気持ちにすがることで、その不安から逃げるような状況だったら、
それは、進むべき方向じゃないのかもしれない。
それが恋だったとしたら、その恋は本当に進むべきなのか、
怖いけど不安だけど、
ちゃんと、目の前の現実を見て、
自分の心に向かい合わなくてはいけないんだと思う。
信じることで、
逃げちゃだめだ。
信じることに、すがっちゃだめだ。
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