2024.11.22

別れた不倫の彼と同じような人を求めてしまう

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新しい恋をするにはどうすればいいか、だったかな。
前にそんなことを本で読んだことがある。
それには、「比較しちゃいけない」って書いてあった。

     
不倫の彼と別れた友達と、話していて思い出した。

  
友達は、その別れた彼をずっと忘れられないって。
でも、もうその人との別れはふっきって、
新しい恋がしたいんだって。

そう言ってた。

  
話を聞くと、
出会いがまったくないわけでもない気はしたんだけど、
その友達にしたら、
「それは出会いじゃない」って。

   
前に、誰かを紹介してって言われたから、
ある人を紹介っていうか、
いっしょにごはんを食べに行ったことがあったんだけど、
あっさり「違う」って言われた。

   
で、また紹介してほしいって言われたんだけど、
話してをしていて気がついたんだ。

  
「彼みたいに〇〇じゃないと…」

「彼みたいな〇〇じゃないと、私はだめだから…」

 
そんな言葉が、次々出てくる彼女は、  
新しい誰かじゃなくて、
別れた不倫の彼と同じ人を求めてるって。

 
それを言ったら、
「そうだと思う」って。

  
でも、それじゃあ新しい恋なんてみつからない。

 
その友達の求めている彼は、別れた彼しかいないんだもの。

  
その彼と同じ人なんて、他にいないよ…。

  
その時、思い出したの。
前に本で読んだ言葉を。

  
恋ができないと悩んでいる人への言葉だったと思う。

   
新しい恋をしたいなら、

「誰かと比較しないこと。他人と比較しないこと」

って書いてあった。

 
心に残る「誰か」と比較してしまったら、
それじゃあ、マイナスを数えるだけで、
目の前に誰が現れても、好きになるはずない。

  
興味なんて持てないって。

 
友達に
「別れた彼と同じ人を求めているなら、もう誰も紹介できないし、紹介しても無駄な気がする」
って言ったら、
「そうだよね…」って言ってた。

 
その本に書いてあったよ。
「比較しちゃいけない」って。

 
目の前の人のありのままを見ることって。

 
でも、分かっていても、
それができないのが難しいところなんだけど。

 
でも、友達は、どうしても新しい恋はしたいんだって。

  
うーん。
難しい。

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2024.10.25

実は結婚していた彼。その奥さんと対面してしまったら…

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友達に誘われて行ったレストラン。そこには何も知らない彼の奥さんがいて…。
自分がそんな状況に立ったら、あなたは奥さんに真実をつきる?

昔連載していた小説の中のワンシーン。
   
書きながら思った。
 
自分だったらどうするだろうって。
   
 
「結婚していない」ってウソをついていた彼の
奥さんが目の前に現れて、
しあわせそうに笑っていたら、どうするだろう。
 
  
私だったら、彼女が彼の奥さんだって知らないふりをして、
彼のことを、彼だって分かるように話そうとするかな。

 
ずるいから。意地悪だから。

  
でも…。
実際どうだろうな。

  
小説の主人公は強くて弱い女性だから、
自分が傷つくのがこわい女性だから、
人を傷つけるのがこわい女性だから、
言えなかった。
以下の行動しかとれなかった。

「私、彼と付き合っています。もう2年も。結婚しているなんて、ひと言も言われずに…」
こう言ってしまいたい。
言えたら少しは気持ちが軽くなる?

  
不倫って、難しいと思う。

 
自分と彼以外の、ほかの人の人生を巻き込むから。

 
簡単に「好き」だけじゃ前に進めない状況が多いと思う。

 
そして、そんな中で、
自分の心のコントロールもしなくちゃいけないから。


小説の中では、主人公と奥さんが静かに対面します。
奥さんは何も知らない。
本当に?
本当に何も知らない?

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2024.07.17

未来のない不倫の恋を続けるって、そこにあるものは何?

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不倫って、苦しいと思う。
好きな人といっしょにいられる時間は限られていて、未来も見えない。
ふたりのコトは、誰にも言えない。
でも、そこにしかない時間には、普通の恋より、
濃くて甘い時間があるような気がする。


先がない不倫の恋をしていたり、したことのある人の
話を聞いていると、胸がいたくなる。

 
苦しいのに、こんなに苦しいのに、なんで続けるんだろう。

  
本人も、まわりもそう思っている。

    
不倫は苦しいよ。

  
もう相手の離婚も決まっていて、
犠牲は大きいかもしれないけど、
いっしょになれる未来がある人もいるけど…。

   
けど、そんな未来がある不倫は限りなく少ないと思う。

   
「未来の見えない、ううん、未来のない不倫の恋を続けるって、そこにあるものは何?」

  
って、不倫をしている友達に聞いたことがある。

  
答えは、
「分からない」だった。

 
いっしょにいられずにはいられないんだって。
  

ふたりの気持ちや、ふたりの時間は、
ふたりにしか分からないって。

  
不倫の恋は、苦しいけど、
ものすごく甘い瞬間があるんだって。

 
その子は、そう言ってた。

  
全部の不倫がそうじゃないとは思うけど、
確かに、未来が見えないからこそ、甘い時間があると思う。
不倫には。

      
そして、合意じゃなくて、
相手の裏切りや弱さ、ずるさで終わった不倫の後のつさらには、
黒いとぐろをまくような苦しさがある気がする。

  
ある友達を見ていると、そう思う。

  
彼女は、不倫の恋が終わって数年たつのに、
彼のことが忘れられないんじゃなくて、
別れを後悔してるんじゃなくて、

「なんであんな恋をしてたんだろう。なんであの時、あんな人だって気がつかなかったんだろう」
っていう、後悔に苦しんでいた。

   
そいう不倫、多いような気がする。
私のまわりは。
 
 
#不倫 #別れ

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2024.06.28

#離婚まで決意した不倫。でも奥さんの心が変わり、彼女の心が離れて…。その結末は。

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相手が不倫したことを知って、別れ話の寸前までいって、それなのに続けていく結婚がある。
なんのための結婚なんだろう。それでもやめられない結婚の理由って。

  
私の知り合いのLさん(男性)は、
もう結婚して10年以上たっている。

  
子供も何人かいる。

    
Lさんは、もう何年も前だけど、
長期出張で家から離れた時期に、
その出張先である女性に出会ってしまい…。

  
そう不倫の恋に落ちた。

 
でも、Lさんはその出会いに、遊びの気持ちはなく、
真剣だった。

  
Lさんが出張から戻ってきて、仕事の関係で会う機会があった時、
「多分別れると思う。そして彼女と結婚する」って言っていたから。

   
奥さんも不倫の事実を知っていて、
奥さんから「離婚」っていう言葉が出たって。
その時は、もう別居で、奥さんは実家に帰っていた。

    
私は、絶対に離婚すると思ってた。
Lさんの心は、もう奥さんにはなかったし、
奥さんは心が傷ついて、別れる決心をしたと思っていたから。

   
そして、2年後ぐらに、
またLさんと仕事で会う機会があった。

  
その時Lさんが言ったその時の状況は、
「結局離婚しなかったんだよ」
でした。

        
経緯はこう。

   
お互いの両親にも理由を話して、
離婚の手続きを始めたそう。

  
慰謝料のこと、養育費のことの話し合いも始まってた。

  
でも、ある日奥さんが、
突然「離婚はしない」って言ってきて。

    
理由は、Lさんにも分からない。

      
でも、Lさんはもう離婚っていう意志が固く、
彼女を待たせている状況だから、
今さら「離婚しない」っていうことはできなかった。

    
結果、家庭裁判所で争うことになって。

 
ここからが驚きだった。

    
裁判所で争うことになると、すぐに離婚は成立はしない。
その事をLさんは彼女に伝えた。

    
「今すぐ離婚は無理になったけど、必ずいっしょになれるようなるから。もう少し待ってくれ」
って。

      
そしたら、彼女は、
「待てない。もうイヤになってきた」って、
Lさんに別れを告げてきたんだって。

    
Lさん、
「俺も驚いたよ。まさか待てないって言われるとは思ってなかったから」。

      
そしてどうなったか。

  
Lさんは結局離婚せずに、
また奥さんと子供といっしょに暮らし始まった。

   
もとに戻ったっていうか。

   
でも、今のところ、
Lさんと奥さんはほとんど会話がないそう。
家族で出かけることもほとんどなし。

   
例えば休日にディズニーランドに行くとしても、
Lさんと子供だけで、奥さんは行かない。

   
奥さんは、Lさんを許してないのかな。
でも、なぜいっしょに暮らすことを選んでいるんだろう。

    
私には分からないけど、
奥さんは何か考えがあってのことだろうし。

   
それは、子供のことかもしれないし、女の意地かもしれないし、
将来のためかもしれないし、生活のためかもしれないし。

  
自分が許せる気持ちになるのを待ってる?

  
Lさんに対する戒め?

  
他の何か?
 
Lさんを愛してる…?

     
人の考え方や、生き方はいろいろだから、
本人じゃなくちゃ分からないことはある。

     
Lさんに聞いてみた。
「つらくないんですか?その生活」って。

  
「つらいよ。でも仕方ないよ」。

  
うーん。

  
結婚のカタチにはいろいろある。
好きなだけでいっしょにいる「恋」とは違う、「何か」がある。

    
でも、Lさんの不倫の彼女は、
離婚はするという状況でなぜLさんを待てなかったのかな。
Lさんを信じていなかったのかな。

       
それとも、あえて身を引いたのか。

   
このLさんの話の中には、
いろんな人の思惑と、気持ちと、
置かれている状況とか、そういうのが、
ぐるぐる渦まいているような気がした。

        
そして、私が一番驚いたのは、
あの不倫の件があった後、離婚が取りやめになった後、
いっしょに出かけることがないって言ってる時期、
赤ちゃんが生まれたことです。

  
結婚って……。 
 

#不倫 #結婚生活
   

ー過去記事PIC&リライトー


   

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2024.05.23

#運命の不倫

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運命の不倫って、私はあると思う。
それは、ものすごく稀なことだと思うけど、あると思う。

    
でも、
奥さんとは別れたくない、別れられない、いつか別れるっていう人との不倫は、
それは、運命とはほど遠いけど。

    
お互いを傷つけて、家族を傷つけて、どれだけの人を傷つけても、
その人といっしょになりたいと想う心。
もう自分たちの力じゃ、どうにもならない、
何か人生の波みたいな力が働くことを、運命というのかしれない。 

    
だから待てる。
まわりが泣きながらでも納得して、
いっしょにいられる状況になるまで、
信じて待てる。

   
ただ、それには、
「待っててくれ」
のずるい言葉だけじゃなくて、
いっしょになるための具体的な別れる方法や行動がなくちゃ
ウソになるけど。

        
ふたりがいっしょになることで失うことは、
それはあまりにも大きいはず。
社会的地位も、信用も失う。

  
人を傷つけた罪も一生背負う。

    
それでも、いっしょにいることを選ぶのは、
強い心と、相手への想いがあっても、いばらの道だ。

  
でも、その道を選ぶことが、
その人の人生だとしたら、
生き抜くことがふたりの人生というなら、
それはもしかしたら、神様が与えた運命なのかもしれない。

        
好きだとか、いっしょにいたいとか、
そんなことじゃないんだと思う。
多分。

          
いっしょにいることしかできない人生。

    
これが、運命の不倫だと思う。

    
残念ながら、私の知り合いの中では、運命の不倫まだ1つしかない。
  

あとは、ずるい男の人ばかり。

    
「もう妻には愛情はないけど、家庭は壊したくない」
「子どもには罪はないから、別れられない」
「女性としてというより、人間的に君にひかれてる」
「君が必要だ」
「君といる時が、本当に自分になれる」
「出会えてよかった」
「君を離したくない」

     
そんなこと言う時間があるなら、
全てを捨てて、ふたりで生きる道を探す具体的な行動を見せてよ。
 
#不倫

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2024.05.16

#裏切られたのに、離れることができないよ…。

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プロポーズされて、いっしょに暮らし始めた彼が、他の人を好きになって。
一度は別れたけど、彼への想いは消えなくて。


プロポーズしてくれ、お母様にも紹介してくれた彼氏。
同棲から1ヶ月弱で浮気していることが分かりました。
去年の夏でした。

     
でも、いまだに一緒に暮らしています。
彼は年末から正式に浮気相手と付き合っています。
彼女にはわたしとは別れたけど一緒に暮らすと伝えています。
(本当はわたしとは別れていませんでした)

      
でも、必ず戻るからと。
わたし以外のひととは結婚は考えられないからと。
だから離れないで欲しいと。

   
ずるいずるい男の言い分です。
わたしは嘘まみれなのが耐えられなくて、先月辺りに
彼とは別れました。

   
これは、以前もらったコメント。

  
そして彼女の今の気持ちは…。

  
でも、一緒に居たいんです。
いつかきちんと彼女への想いにけじめをつけて、
帰ってきてくれると信じてます。

    
でも、いいのかな。
こんなことしてて本当にいいのかな。

      
つらい闇の中に立っているんですね。

  
「ずるい」って分かっていても、断ち切れない気持ちがあるのって、
自分自身も責めたくなる。

    
どうしなきゃいけないのか、決めるのは自分でしかできない。
分かってる。だからこんなにつらい。

     
でも、どうしなくちゃいけないかは、
もう心の中で分かってるんじゃないかな。

        
でも、必ず戻るからと。
わたし以外のひととは結婚は考えられないからと。
だから離れないで欲しいと。

    
これって、不倫して奥さんと別れない男の人の言葉に似てると思った。

        
不倫に苦しんでいた友達の相手が言っていた言葉に似ている。

      
彼女の彼がどういう人なのか、私には分からないから、
彼と二人のことについては何も言えないけど、
私のまわりで起こった事について言えば…

   
本当にいっしょになろうって思っている人は、
奥さんや彼女に対して、
具体的に別れる行動を起こしてる。

     
「いつか」とか「将来」って言葉は、当てにならない。

        
私の友達で、相手に女性がいる恋を続けているコは、
いっしょになるってことに期待を持ってないかな。

      
「この恋に先がなくてもいい、ひとりでもいい」っていう、
相当な覚悟を持って、彼と付き合っている。

      
どれだけ覚悟を持てるか、なのかもしれない。

     
それと、「自分にとって何がしあわせなのか」。
それをしっかりしっかり見つめなくちゃいけないような気がする。

     
「どうして彼といっしょにいたいのか」。
好きだから?

     
もし「好きだから」っていう答えなら、
その好きの先にある、ふたりの未来、自分に未来を、
冷静に見てみることも必要なんじゃないかと思う。

  
「好き」っていう気持ちの先にあるものは、
もっと深くて、もっと厳しくて、あったかいものなんじゃないかな。

       
思う。
今は、ただひとりになる怖さとか、別れの不安に負けそうだからって、
自分の本当の気持ちから逃げることだけは、
しちゃいけないって。

  
人生はまだまだ続く。
自分にとって何が1番のしあわせなのかな。
今がゴールじゃないです。結果じゃない。
これからどうするかで、未来の自分が決まっていくと思う。

 
未来にいる自分が笑っている道を進みたい。
今じゃない、未来の自分のしあわせって何なのかかが大切な気がします。

  
そして、決断したら迷っちゃだめ。

 
迷って気持ちがすごく揺いだとしたら、
その選んだ答えは間違っているんだと思う。
 

#裏切り #でも好き 
 

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2024.03.21

奥さんは、他の女の人と付き合っていたこと知らなかったのかな

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※前回からの続き
 
付き合っていた人が、実は結婚していた。
自分でも知らないうちに不倫をしてしまっていた。だまされた恋だった。
それが分かった時、その事実はどこまで伝えたらいいんだろう。


友達のEは、結婚している事実を聞いて、しばらくしてMさんとは別れた。
別れの日、その席に私も同席した。

  
Eが「ひとりだと、泣いてしまって何も言えなくなりそうだから…」って。

  
Eはいろいろ言いたいこともあったと思う。
でも、多くは言わなかった。

  
「ずっとずっと信じていたんだよ。ずっと信じてた。楽しかった。しあわせだった。それなのにこんなのってないよ」  
これがEの最後の言葉だった。

  
Eは彼とその後きっぱり別れた。
別れたことに後悔はしてなかったけど、
けど、違うことで悩みが始まったんだ。

   
彼の奥さんは、Mが他の女の人と付き合っていたこと知らなかったのかな。
ほとんどの週末にいないことも、クリスマスにいないことも、
時々旅行に行くことも、ほとんどの日が外食っていうことも、
仕事って思っていたのかな…。

  
Mさんの奥さんは、何も知らなかったのか。
私もこれは不思議に思った。

  
Eが不倫だって気づかないほど、頻繁に会っていたふたり。
いっしょに住んでいる奥さんは、おかしいと思わないんだろうか。
夫を問い詰めることはしなかったんだろうか。

  
もしかしたら奥さんは、知っていた?
知っていながら行動を黙って見ていた?

   
Eは、奥さんがこの事実を知らないでいたとしたら、
このままでいいんだろうかって考えたんだ。

   
自分の夫の裏切りを、ウソを知らないで生きていくことが
奥さんにとってしあわせなんだろうかって。

   
「私、奥さんに事実を言った方がいいのかな?」。

   
私は、何も言えなかった。
決めるのはEだし、これは誰も答えは出せないと思ったから。

  
自分の夫の不倫を知らないで、だまされ続けていることがいいことなのか、
それとも事実を知った方がいいのか。

   
どっちがしあわせなんだろう。

    
自分が奥さんの立場だったら、
本当のことを知りたい?それとも何も知らないで生きていきたい?

  
私だったら…。    
できることなら知らないでいたい。
でも、そんな人をだますような相手といっしょにいることは、果たしてしあわせなのか?

  
分からない。答えが出ない。


結果としてEは、奥さんには事実を伝えなかった。

  
奥さん知っているかもしれないし。
それに、今さらそんなこと言っても、どうにかなることもないし。
もう私には関係ないことだから
 
これが、Eの出した結論。

  
そして、
それに…、
それに何も知らないで奥さんがかわいそうって思っているふりして、
本当は自分は彼に復讐しようとしているのかもって思えてきちゃって。
そんな自分いやだし。

って。

E……。

  
私は、Eの選択は、正しい選択だったと思う。
人を傷つける選択をしなかったことは、Eにとっては良かったような気がする。

     
しあわせとか不幸って、
他の誰かが決められるものじゃないって思う。

  
自分がどう思うかだ。

    
まわりの人がいくらしあわせって思っても、
本人にとっては不幸なことはあるし、
どうみてもその状況は良くないってことでも、
本人にしたら、しあわせな状況って感じることもある。  

  
だから、Mさんの奥さんが、事実を知らないことが、
いいことか、悪いことかは、彼女じゃなければ分からない。

  
そして、もし事実を知る時が来るなら、
それはEからじゃなくて、自分の夫からであった方がいいと思う。

   
その方が、奥さんの受ける傷の深さが違うような気がするから。
 

 #不倫 #だまされた 
 

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2024.03.20

#悲しすぎる不倫。だまされた恋の行方。

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不倫って、最初から相手に家庭があるって分かっていて付き合うことが多いと思うけど、
そうじゃない不倫をしてしまうこともある。
私の友達がそうだった。

      
彼がウソをついていたんだ。
結婚していないって。
それはだまされた不倫だった。

         
友達のEが、その人に出会ったのは、仕事でだった。
広告関係の仕事をしているEは、
デザイナーのMさんといっしょに仕事をした時があった。

  
仕事自体でも、そんなに会うことはなかったし、
もともとMさんは、Eの会社との仕事はほとんどなかったんだけど、
ある日Mさんから会社に電話がかかってきて、
「打ち上げしよう」って食事に誘われたんだって。

       
その後に、ふたりは付き合うようになって。
そして1年ぐらいたった時かな。夜中にEから電話がかかってきたの。

    
「彼、結婚してたの。奥さんがいたの…」って。

     
私は驚いて一瞬声が出なかった。
だって。だって…。

     
私も何度かいっしょに食事に行ったことがあるけど、
Mさんすごくいい人で、Eをだましているようになんて全然見えなかった。

     
休みの日の多くはいっしょに過ごしていたし、
Eの部屋によく泊まっていたのに。
旅行だって行ってたのに。
何なの…。

        
あることがきっかけで、
Eは他の人からMさんが結婚していることを聞いた。

      
Eは、その事実をMさんに確かめた。
そしたら、本当に結婚していた。

     
Mさんは言ったんだって。
「最初は付き合うなんて思ってなかったから、結婚のことを言わないでいたけど、
会っているうちに好きになって、そしたら本当のことを言うタイミングがなかった」
って。

    
タイミングって…。
詐欺だよ。犯罪だよ…。

      
Eは泣いて、泣いて、Mさんを責めた。
当り前だ。

      
そして、私はふたりはすぐに別れるって思っていたの。
EがさっさとMさんを捨てると思った。

      
でも、違った。
EはMさんとすぐには別れなかった。別れられなかったっていうのかな。

     
「憎いけど、けど、好きなの…。どうしても好きなの」

      
これが人を好きになるってことなの?
これが恋なの…?

     
だまされた不倫。
こんなひどい不倫もある。

  
そして、だまされていたって分かっても、
好きになってしまった心は、そう簡単には動かすことはできないんだ。

        
私、こんなひどいウソをついたMさんとなんて、すぐに別れた方がいいと思った。
  

でも、でも、Eの「どうしても好き」っていう気持ちも、分かったんだ。

   
私も彼に「もう好きじゃない」って言われたのに、それなのに好きだった。
「他に気になる人ができた」って言われたのに、好きだった。
悔しかったけど、好きだった。

    
あの人のことを好きだっていう気持ちが消えてくれなかった。

  
だからEの気持ち、分かるんだ。

  
こんな恋には、こんな不倫には、
どこに意味を見つけたらいいんだろう。

  
結局、EはしばらくしてMさんと別れることになったんだけど、
その時Eは、この不倫の事実を、彼の奥さんに話そうとした。

   
またそれが、Eを苦しめることになったんだけど。
 
※次のブログに続く
 
 
 #不倫 #だまされた 
 

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2024.03.01

20年間の秘密。苦しかったのは誰にも話せないことの方だった

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ある人のずっとずっと秘密にしていたことを、突然告白されたことがある。
びっくりして言葉が出なかった。
人生っていろいろ。
こんな秘密を持って、生きてきたこれまでは、どんな気持ちだったんだろう。

     
その人は、以前仕事でお世話になった人Jさん。
海外での仕事も多くて、あまり日本にいることがなくて、
久々に会った。

  
時間もそんなになかったので、お茶だけしかできなかった。
そこでなんとなくの流れで恋の話になった時、突然Jさんが、
「私、だいぶ前だけど、結婚して子どものいた時、20歳近く年下の人と、不倫したことがあるのよ」
って。

  
私、絶句。
Jさんは、60代。
再婚を2回されているはずで、お子さんだっていらっしゃる。

  
バリバリのキャリアで仕事をしていて、今も多分ご主人と暮らしているはずで。

  
「驚いた?ごめん。ごめん」
「え、このことって、だんなさまとか知っていたんですか?」
「知らないわよ。子どもにも内緒。今日はじめて人に言ったんだから」

  
私、なんて答えていいのか分からなくて…。
なんで、私にこんな秘密を…。

  
「恋のブログ書いてるんでしょ。書いてよ」

  
Jさんの不倫は、もう20年近くも誰にも秘密にされていた。
短い恋だったみたいだけど、「すごくしあわせだった」って言ってた。

  
「どっちから終わりにしたんですか?」って聞いたら、
「私から。仕事も忙しくなってきたし、彼の将来もあるでしょう。しばらく日本をあけることになったから、それを機に終わりにしたの」

  
「それからは、全然会ってないんですか?」
「会ってないわ」

  
「その時、家族に怪しまれたりしなかったんですか?」
「多分、大丈夫だったと思う。私仕事が忙しかったから、、家を空けること多かったし」

  
「始めから終わりが見えている恋だったから、どうやっていっしょに過ごせるかって、日々ドキドキだった。終わる関係だから、切なくて、でもだから余計に会いたさが募って」

  
大人だ。大人の恋だ。

  
相手の男の人は、当時まだ結婚してなかったそうです。

  
私は、聞いてみた。
「この秘密を、ずーっと家族に黙っていて苦しくなかったんですか?」

  
「苦しくはなかったかな。苦しかったのは、誰にも話せないことの方だった」

  
そうなんだ…。  
   
やっぱりいろんな人生がある。

    
最初から終わりを目指して走る恋もあるんだ。
人によって恋はいろいろだ。

    
Jさん、こうも言ってた。
「そういう秘密の恋をしたことが、仕事にも人生にも、潤いを与えてくれていると思う」って。

 
「全然秘密も、隠し事もない人生なんてつまらないわよ」って。

  
Jさんは魅力的だ。

  
いっしょに仕事をしても、話していても、
もっと何かあるんじゃないか、もっと何か言ってくれるんじゃないかって、
そういう期待を持たせてくれる女性だ。

  
正しいだけ、キレイなだけの中じゃ、見えないものってあると思うから。
恋に限らず、人生はきれい事じゃ終わらないと思う。
いろいろ経験して、黒い部分を見たり、持っていたりすることで、
人としての魅力を増すってことはあると思う。

  
今回、Jさんの恋については、
プライバシーもあるので、詳しく書くことはできないけど、
ただの遊びの恋ではなかった。
いろいろあった恋でした。

    
Jさんのこの恋が、正しいとか間違っているとかじゃなくて、
そういう人生もあるという気持ちで、この記事を。
 
 

#秘密の恋 #不倫 #相手を責める
 

ー過去記事PIC&追記ー

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2024.01.23

#不倫の代償。自分から別れを決めたはずなのに。

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2年続いた不倫を、自分から終わりにした友達がいる。
このままじゃいけないって、新しい人生を歩みたいって気持ちで、彼との関係を断ち切ったのに、
気持ちが縛られたままで、3年たっても、次の恋ができない彼女。

     
友達のAが恋をしたのは、仕事で知り合った彼。
奥さんと子供がいる人だった。

     
私はふたりが出会った時から話を聞いていて、
これは恋につながってしまうかもって思って、
「大丈夫。好きになったりしない?」って聞いたことがあった。

     
その時Aは、
「大丈夫だよー。不倫なんてしないから」って言ってた。

    
でも、ふたりは、すぐに恋に落ちてしまった。
仕事でずっといっしょだから、距離が縮まるのなんてあっという間だった。

         
頭では分かっていても、好きになる気持ちは止められないんだよね。
「不倫はいやだ」って思っていても。

    
Aは彼と付き合っている間、苦しんでいた。
「彼の家庭を壊すことは考えてないけど、彼のことは好き。結婚はしなくていいから、このままの関係でいたい」
って。

    
彼は
「奥さんとはうまくいってないけど、家族は捨てられな」って。
じゃあなんでAと…。

      
Aは、自分の人生を考えた時、
このままの状態で、ずっと過ごすことは無理だって分かっていたし、
A自身、結婚をしないで、一生愛人でいる気持ちはなかった。

    
ずっとずっと悩んで、苦しんで、2年続いた不倫の恋を終わらせたA。
すごく好きだけど、
先がない彼との関係を断つことを決めたのはA本人だった。

     
彼は「別れたくない」って何度も何度もAに言ってきたんだけど、
そんな彼をAは振り切った。

     
会社も辞めた。

      
辞めてすぐに海外に長期旅行に行ったA。

      
私はこの旅行で、少しはふっきってくると思っていたんだ。
でも、帰ってきたAは、全然元気になんかなってなくて、
「向こうでずっと彼のこと考えてた」って、電話で泣いてた。

    
別れたのに、Aはその彼への想いに縛られ続けていた。

     
でも、Aは彼に会うことはせずに、
新しい道を歩こう歩こうってがんばってたの。

       
恋だってしようとしてた。

     
でも、
「誰かを好きになりそうになっても、彼と比べちゃうの。やっぱり彼が自分には1番合っていたのが分かってしまう」
って。

     
Aは、すごく好きだったのに、無理矢理別れた。

    
好きなのに別れるって、しかも自分から別れるを告げるって、
会わないことに対して、相当の覚悟を持たないと、
心が別れの事実を受け入れられないのかもしれない。

  
Aにはどれくらいの覚悟があったんだろう。

          
彼女が悲しく言った言葉があります。
「これが不倫の恋の代償かもしれない」。
って。

  
悲しい。悲しすぎる。
その言葉が、
Aの3年も彼を忘れられないで過ごしている日々のすべてだとしたら。

  
でも、そんなAにかける言葉が見つからない私です。

  
Aの恋は、
別れるのも、続けるのも、つらいものだっだのでしょうか。

  
その答えは、まだ見つかっていません。
 
 

#不倫 #不倫の代償
 

ー過去記事PIC&追記ー

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