2024.02.01

#前に進むために私ができることって何なのでしょうか。

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「前に進むために私ができることって何なのでしょうか」。
こんなコメントをもらったことがある。
この時、私はすぐに返事が書けなかった。

         
あの人からメールや電話が来ないことや新しい彼女ができたことって、
もうあの人のなかには私はいないんですよね。
分かっているのに、受け入れることが苦しいです。

    
このつらさの道は自分も通ってきたから、気持ちが分かりすぎるから、
逆にどう気持ちを伝えればいいのか、分からなくなってしまった。

      
この日まで頑張れば、つらい気持ちがなくなるよって、
神様に言って欲しいくらいです。

  
そう。つらさがなくなる日を教えてもらえれば、
そこまで必死にがんばれる気持ちになれる。

  
いつ消えるかわからない不安の中で、前に進んでいくって、
こわいし、自分がどこまで耐えられるのか自信がなくなる。
期限が見えないがんばりって、つらい。

    
未練を断ち切ろう、前に進もうって思っても、できない自分が嫌になります。

  
断ち切ろうって思えば思うほど、相手への想いが胸に押し寄せてきて、
かえってつらくなることってある。
別れてからすぐの時期なんて、なおさら。

    
今彼女は、まっくら闇の中にいるんだと思う。
もがいてももがいても、前に進むことができなくて、
彼のことを忘れるなんて信じられなくて、
自分がまた誰かを好きになることなんて考えられなくて、
一生この孤独と不安が続いてしまうような気がしていると思う。

  
だから、神様に「がんばればいい期限」を聞きたくなるんだよね。

   
私ね、今、
失恋した後に、がむしゃらにがんばってくれた昔の自分に
「よくがんばってくれたー。ありがとう」って言いたくなる時がある。

  
あの時、もう人生が終わったような気がしてた。
これから先、また誰かを好きになるなんて思えなかったし、
ふられた彼を忘れることなんてできないって思ってた。

  
そんな中でじっとしているのが耐えられなくて、仕事に没頭した。
仕事に逃げていたっていうのが正しいかな。

  
彼との別れを知っている人には、会いたくなくて、
言葉をかけれるのも、いやだった時期があった。

  
だから、必死に仕事をした。
休みの日も、夜遅くも、朝早くも。

  
でも、仕事があったから、あの日々に耐えられたんだと思う。

  
その時は、明るい未来なんて考えられなかった。
元気になるためにがんばろうとか、彼を忘れなくちゃとか、
そういうのも考えるヒマもなかった。

 
とにかく、このつらい気持ちから、一瞬でも離れるために、
彼のことじゃない、「他の何」かに逃げた。

  
でも、その「他の何か」が、今の自分を作ってくれたんだと思ってる。
あの時、あんなにがむしゃらに走れたから、
今にたどり着けたんだと思う。

  
だから、あの時、めちゃめちゃ仕事した自分に
「よくやったね」って言いたい気持ちになる。

   
あの、彼にふられて、夜ふとんの中で泣いている自分に、
「がんばれ。がんばれ。大丈夫だから。楽しい未来があるから。また好きに人にも出会えるからー」
って言ってあげたい。

  
失恋で闇の中にいるあなたも
未来ではそう言ってるかも。

  
このブログが、
「前に進むために私ができることって何なのでしょうか」、
の気持ちに少しでもこたえられていたらいいなと思います。

  
こたえられてないかな。

  
負けないで。
今はとにかく、新しい道をがんばって進むことなんじゃないかなと思います。

  
彼への想いを断ち切るとか、そういうのはその後でいいと、私は思います。
 
 

#失恋 #前に進むためにできることとは
 

ー過去記事PIC&追記ー

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2024.01.15

#悲しみを受け止めなくちゃ前には進めない。

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以前雑誌「with」の取材があって、
いろんな恋愛についてコメントをさせてもらった取材後の感想。
 
 
その時の特集が「失恋」だったので、切ない恋の話をいっぱい聞いた。
全部ではないけど、その時話を聞かせてもらった失恋した多くの女の子は、
悲しみの底まで行かないで、途中でもがいているような気がした。

     
自分の抱える全部の悲しみに向き合ってしまったっら、心が耐えられる自信がない。
別れを認めてしまったら、もう彼に会えなくなってしまいそうでこわい。
まだ、もしかしたらって期待を持っていたい。
彼がもどってきてくれるのを待っていたい。

    
そんな気持ちで、苦しんでいるような気がした。

     
その気持ちになるのはすごく分かる。
でも、事実に向かい合う前に、失恋の悲しみにフタをしてしまっている人が多いような感じがした。

    
「ふられた自分」を受け入れてないっていうか、認めていないっていうか。

     
ふられるって相手に自分を否定されたことだと思う。
いらないって言われたことだ。

     
それは悲しいコトだけど、事実。

     
その事実を、一度きちんと自分の中に受け入れないといけないと思う。
悲しいし、味わったこのないような絶望感を感じると思う。

    
でも、そういう悲しみから逃げちゃだめで、
受け止めなくちゃ、きちんと前には進めないと思う。

       
それを避けて、次の道に進もうとしても、
その悲しみのつらさは、避ければ避けるほど長く続くような気がする。

     
悲しみの底に行って、絶望の淵を見ることで、
そこでやっと、もう上にあがるしかないって思えるんじゃないかな。

     
もう後がないから、前に進むしかないことを知る。
泣きながらでも、進むしかないってことが分かるから、歩き出せると思う。

     
彼がまた振り向いてくれるかもしれない、
元に戻れるかもしれないっていう気持ちを持つことは悪いことじゃない。

    
でも、だからといって、
今、目の前に起こっている「ふられた」っていう事実から、
目をそらしちゃだめだと思う。

      
もし、彼とまたいっしょにいられることになったとしても、
一度、彼から心を離して、冷静に自分自身を見つめなくちゃ、
戻ったとしても、同じような結果が待つことになると思う。

      
「別れ」を認めることで、自分の本当の気持ちを見ることができるし、
彼のことを客観的に見ることもできて、
それまでの彼との関係を冷静に振り返ることができるんじゃないかな。

     
新しい恋をしようって思うのも、
彼とやり直そうって考えるのも、彼を振り向かせようって考えるのも、
一度大きな悲しみを乗りこえてからだと思う。

      
こわいから、悲しいから、失恋の傷口を見ないで、
次に行こうとしても、事あるごとにその傷口はしくしく痛む。

      
傷の大きさを見なかったら、直す方法も分からない。

    
こわいけど、自信がないかもしれないけど、
悲しみから逃げちゃだめなんだと思う。

    
悲しみを受け入れて、その悲しみの置き場所を自分の中に見つけたら、
次に進む気持ちも力も、勇気も湧いてくるんだと思う。

       
「失恋」した自分から逃げないで、じっくりとしっかりと自分に向き合うことが大切で、
そうすることが、つらい恋の経験を無駄にしないことのような気がする。

       
このブログでも何度も書いているけど、
心は自分が思っているよりずっと強いはずだから、大丈夫。
新しい自分で、新しい恋ができるはずだと、私は思います。
 
 

#失恋 #ふられた #悲しみを受け入れる
 

ー過去記事PIC&追記ー

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2023.11.30

#悲しみやつらさの真ん中にいるだけじゃ、見えない景色があると思う。

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しあわせすぎたり、悲しすぎたりする時って、
まわりが見えなくなってしまうことがあると思う。
そして、自分自身も見えなくなってしまうような気がする。

  
好きだった人にさよならを言われたら、それはもう失意のどん底に落ちると思う。
自分は最高に不幸で、悲しみの渦の中。
涙は止まらないし、なぐさめの言葉も心に入ってこない。

  
自分を救ってくれるものなんて何もない。
これからずっとひとりで生きていく覚悟をしなくちゃいけない。
日々は、なんとかやり過ごすことでせいいっぱい。

  
もうまわりなんて見えないし、見たくない。

  
あまりに悲しみに近すぎて、こんな気持ちになっている時は、
本当に何も見えないと思う。

  
自分がどうしていいのか、これからをどう考えていったらいいのか、
全く見えない。

  
でもそんな時ほど、
悲しみから離れて、遠くの景色を見なくちゃいけないって思う。

  
悲しみの猛スピードで走っている時こそ、
遠くの景色をながめる時間を持たなくちゃいけないんだと思う。

  
銀色夏生さんのだいぶ前の詩の本に、
走る車からは、近くの風景は流れてしまって見えないけど、
遠くの景色なら見えるっていうようなことが書いてあった。  
これって、目に見える風景のことだけじゃなくて、心の景色のことも言っていると思ったの。

  
悲しみの猛スピードで走っている時は、
自分の気持ちとか、すぐそばの状況って、どんなに目をこらしても見えないと思う。
でも、遠くの景色ならどんなスピードで走っていても見ることはできる。

  
そして、反対に、一度自分の心を遠くに離してみて、
猛スピードで走っている自分のことを見てみると、
その先にどんな景色があるとか、
そっちに行ったら行き止まりとか、
急な山道に入るとか、
明るく開けた場所に出られるとか、
そういうのが分かると思う。

  
近くにありすぎる景色は気持ちは、見えない。

  
これは、失恋の悲しみだけに言えることじゃなくて、
しあわせの真っただ中にいる時も同じだと思う。

  
自分がしあわせだからって、その気持ちをふりかざして、近くにいる人たちを傷つけてない?
まわりの状況を冷静に見れている?
満ち足りた状況にいるからこそ、
だからこそ、少し遠くから自分を見つめなくちゃいけない時もあるはずだから。

  
絶望と悲しみの真ん中にいる時は、
悲しいのは自分だけじゃなくて、同じような想いをしている人は他にもいるって、
走る気持ちの車の中から、同じような遠くの悲しみを見ることで、
見えてくる未来があるって思う。

      
悲しすぎて、何も見えないんじゃない。
何も見ようとしていないだけなのかもしれない。

      
もし、あなたが今、失った恋のつらさの中心に立っているのなら、
ちょっと顔を上げて、少し遠くの景色を見てみて。

  
天気はどう?晴れている?
風は吹いてる?そこから今何が見える?

  
まわりの人は、みんなそれぞれの苦しみや悩み、希望を抱えて、
でも淡々と生きているよ。

   
苦しいのは自分だけじゃない。
つらい経験をしているのは自分だけじゃないない。
その先には、何か得るものがあるはずだから。

  
悲しみから離れて遠くを見ることで、そういう景色を見ることができるんだと思います。
 
 

#失意のどん底 #つらい経験のその先 #失恋 #得るもの
 

ー過去記事PIC&追記ー

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2023.10.24

真っ暗な過去の闇が、今のしあわせにつながっていたとしても…。

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今のしあわせは、
過去のつらい出来事や、苦しい事があったからこそたどりつけたのかな。
 
 
でも、本当にあの時も、あの時もつらかった。
心がやぶれて、ちぎれてしまっていた。
 
 
あの過去がなかったら、今にたどりつけなかったってことになるの?
 
 
でもあの時の私に、
「何年かしたら、すごく楽しいことやしあわせが待っているから、今がんばって」
なんて言えない。
 
 
だってすごくつらかった。苦しかった。
もう生きていく希望が見えなかった。
あの時、「何年かしたらー」なんて、言われても、
よしじゃあがんばるか、なんて思えなかったと思う。
 
 
このつらさが、未来の私のしあわせのため?
この出来事が犠牲になって、私はしあわせになるの?
そんなしあわせって、本当に必要なのか…。
って、あの頃の私は思ってしまったかもしれない。
 
 
それぐらい心や病んでいたし、傷ついてた。
闇の底辺にいた。
 
 
もちろんつらい経験があったからこそ、人生で得るものは大きかったし、
人の痛みも分かるようになれたと思う。
 
  
 まっくらな闇の中だからこそ、
小さなしあわせや希望の光が見えることも知った。
 
 
でも、それでも、
あの苦しさつらさ、悲しみ、絶望の出来事が、あってよかったとは、
まだ思えないところもある。
 
 
だって本当につらかったから。
心が、ずたずたにちぎれてしまったから。
 
 
#絶望の経験 #あの時の経験の上のしあわせとは #素直に思えない

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2023.10.18

東京から去る友人。

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友人が、事情があり東京を去ることになった。
 
 
仕事もキャリアも順調で、キラキラしていた。
東京の暮らしも満喫していて、
仲の良い友人の誰よりも、東京が似合っていた。
 
 
でも、人生何が起こるか分からない。
自分の力や努力ではどうしようもない事情で、
東京を離れることになった友人。
 
 
東京で会う最後の夜。
食事をしている時は、
今までの思い出を話して笑って、
これからの生活について目標を聞いたり、希望を持ったり。
涙なしの食事会だった。
 
 
でも、最後にバイバイをして別れた後、
私は道の真ん中で泣いてしまった。
 
 
手をふって、帰る友人の後ろ姿を見て泣いた。
 
 
きっときっと、もっとやり抜きたいこともあったと思う。
自分だけの問題なら、もっとがんばっていたと思う。
それを断ち切らなくちゃけない現実。
 
 
人生は厳しい。
時にはどうしようもない事が起こってしまう。
 
 
そう思うと、悔しくて悔しくて泣いてしまった。
 
 
生きていると、
神様なんていない。
って絶望の淵に立ってしまうことがある。
 
 
でも、そこをぐっとふんばって、次に行けた時、
新しい何か希望みたいなものがやってくるんだと思う。
 
 
友人のその後。
全然のんびりライフなんてしてなくて、
新しい居場所を見つけてきて、
私の前にばん!と、
「どう、これが新しい希望、やりたい事見つけたきたわ」
と見せつけてくれた。
 
やっぱり、彼女はどこへ行ってもキラキラできるん人なんだ。
始まったばかりで、先はまだ全然見えないのかもしれないけど、
新しい道を進む友人が、誇らしい。
そして、その運と強さが、ちょっとうらやましい。
 
 
私も、動かなくちゃ。
自分を信じて動かななくちゃ、何も始まらないよね。
 
 
#人生は厳しい #東京から去る友人 #自分を信じて動きたい


 

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2023.09.28

#心の奥が泣いている

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今がどんなにしあわせでも、明るい場所にいても、
私は心の奥は泣いてる気がする。
 
       
楽しいし、笑ってるし、もう昔の恋はふっきったと思う。
 
       
でも、心の奥の方に、あの時の悲しみで、
暗くて静かな、ぽっかりの穴ができてしまって、
そこだけは、いつまでも雨が降り止まない。
 
       
どんなに笑っていても、気持ちがそこに落ちていくと、
私はいつでも、泣きたい気持ちになれる。
それはどんなに笑っていても、どんなに楽しくても。
 
    
これが、心の傷っていうの?
  
      
普段はすごく元気で、たくさん笑っている私が、
こうやって文章を書く時は、
別人のように、青く静かな気持ちになってしまうのも、
心の奥に静かに、雨の降る場所があるからなんだろうな。
 
   
そこはさみしく暗い場所だけど、
本当の自分に向き合える、大切な場所なんだと思う。
  
  

#つらい経験 ♯失恋 #泣きたい気持ち #あの時の悲しみ

 #遠野まりこ #恋は終わったあともまだこんなにせつない

ー過去記事PIC&追記ー

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2018.07.10

#悲しみの底 絶望の淵⑥-泣きながら歩く道-

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「あの時ああしていれば…」の後悔、
自分の無力さ、誰かを責めてしまう気持ちは、人が持つ弱さだと思う。
  
  
一度手放してしまったら、
もう二度と手にすることができないものはある。
  
  
だから、自分で手放すことを決心したら、
そこからは泣きながらでもいいから、潔く歩き出したい。
   
  
手放すことを決心するまでは、暗闇の中で苦しいと思う。
  
  
気持ちに区切りをつけるなんてできないと思うかもしれない。
   
  
気持ちを断ち切るのは簡単なことじゃない。
  
  
でも、でも、でも、それでも、
どんなに孤独がこわくても、
絶望で生きる望みが見えなくなってしまっても、
いろんな心の波を乗り越えていかなくちゃ、
ふたりの出会いや思い出が経験が無駄になってしまう。
   
  
それまでの自分の生き方だって否定することになってしまう。
   
  
だから、
その思い出や経験がすばらしいものだったとしたら、
それが手の届かない過去のものになってしまうとしても、
自分を責めることはしなくていいはず。
   
  
悲しみの底にたどりついたら、
あとは前に進む力が湧いてくるのを待てばいいと思う。
   
  
でも、待っていても誰も助けてくれないの。
  
  
待つのは、助けてくれる「誰か」じゃなくて、
前に進もう、進みたいって思う、自分の「気持ち」や「力」。
   
  
次に行く道は、自分の力でしか探せないから。
 
  
でも、大丈夫。
  
  
闇を知った人の心は強い。
   
  
私たちの心は強い。
   
  
だから、
希望の光が少しでも見えてきたら、前に進んでいこう。
 
     

#遠野まりこ

#大和書房 

 

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 遠野まりこ #恋は終わったあともまだこんなにせつない  #絶望 #別れた今だから思うこと #しあわせな場所からは見えない場所 #正しさからは見えない光 #絶望の底

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2018.07.03

#悲しみの底 絶望の淵⑤-絶望の底の闇を超える-

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一睡もできない夜の不安や、
存在を否定されたような言葉を聞いてしまった心、
未来への道が閉ざされてしまったような絶望感、
誰を信じていいのか、もう分からない裏切り。
  
  
それらの悲しみは経験した人じゃないと、
その傷の本当のいたみはわからないと思う。
   
  
人の真のつらさや苦悩を知らなければ、
傷ついている人に声をかけることさえできない。
   
  
明るい、しあわせな場所からは見えないことがあると思う。
   
  
絶望の底の闇を知っていることが、いいとか悪いとかじゃなくて、
何かを越えることができた人は、
深く生きることができるんじゃないかと思う。
  

      
#遠野まりこ

#大和書房 

 

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2018.06.29

#悲しみの底 絶望の淵④-悲しみの底へ-

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つらいのは自分だけじゃなくて、
まわりにもいっぱいいるんだって、
ある時ふっと気づくことがある。
   
  
その時はいつか来る。絶対に来る。
  
  
今、大きな恋の傷を負って、
明日のことなんか考えられないかもしれないけど、
今は絶望の淵にいるかもしれないけど、
恐れずに悲しみの底へ行ってみてほしい。
  
  
そしたら、光は見えてくる。
   
  
闇でしか見えない光がある。
   
    
私は、深い悲しみを知ったことで、光を見ることができた。
   
  
恋を失うことや、大切な人を失うことでしか見えない光があるなら、
それはものすごく残酷なことかもしれないけど、
光を見た人は強くなれると思う。
  
  
生きることに希望が持てなくなるほどの絶望を味わない人は、大勢いる。
   
  
けれど、漆黒で塗りつぶされたような闇を知っていれば、
どんな小さな光だって見えるはず。
   
  
孤独に震える氷の中にいるような寒さを知っていれば、
かすかな温かさを感じることができるはず。
 

     
#遠野まりこ

#大和書房 

 

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 遠野まりこ #恋は終わったあともまだこんなにせつない  #絶望 #別れた今だから思うこと #絶対に立ち直れる #光は見える #失恋から立ち直る方法 #絶望の先

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2018.06.27

#悲しみの底 絶望の淵③-見えてくる光-

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あの気持ちがひどく落ち込んでいる時期は、
それまでの自分のことを何も知らない人と話している時の方が楽だった。
   
 
こんなんじゃいけないっていう必死の思いから、
仕事でがむしゃらになりすぎて、
まわりから浮いてしまうこともあった。
  
  
でも、ここで弱さを見せてしまうと、
自分を支えている芯が折れてしまいそうで、
無理に強がってみせて、つらくなった。
 
 
「私には大変なことが起こっているのに、なぜわかってくれないの。
でもこの人たちには、私の気持ちなんてわかるはずない」

って、勝手すぎる憤りに疲れて眠った。
   
  
悪意のない、気づかってかけてくれた言葉にさえ、傷ついてしまうことがあった。
  
 
「ありがとう」と言葉で言いつつ、

「所詮は人のことだもん、私の気持ちなんて理解できるわけない」

って、心の中で斜めに見て相手を非難した。
   
  
そしてまた、そんな風にしか思えない自分に泣いた。
   
  
もう気持ちはめちゃめちゃだった。
   
  
でも、そんな日々が何ヶ月かすぎて、
真っ暗な中で見えてくるものがあった。
   
  
事情は深くは聞かずに、
ただただ受け入れてくれる家族のあたたかさ。
  
  
私が離しても離しても、
何度でもさしのべてくれる友だちの手のぬくもり。
 
 
同じ悲しみを持つ心で寄り添ってくれる人たちの存在。
  
  
そんな優しさに気づけるのさえ、少し時間はかかったけど。
  

   
#遠野まりこ

#大和書房 

 

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 遠野まりこ #恋は終わったあともまだこんなにせつない  #絶望 #別れた今だから思うこと #優しい友達 #家族

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