#引くに引くけない恋。彼を彼女には渡せない。
ふたまたをかけられている彼女。
自分は2番目と言われながらも、彼と別れられないのはなぜ?って聞いたら、
もうここまで来たら後にはひけないって気持ちなんだって。
仕事で知り合ったMは、ある彼ともう2年も付き合っているんだけど、
その彼から付き合う直前に、「実は彼女がいるんだ」と言われて、
それでもその時は、もうお互いに好きだったから、
「2番目」という条件を受け入れて付き合うことにしたんだって。
でもMは、2番目でいる気なんて全然なくて、
いつかは彼が1番目の彼女と別れるって信じている。
1番目の彼女も、Mの存在は知っている。
彼もそのことは分かった上で、Mとの関係と続けている。
生活は普通じゃないよ。
平日の時間がある時と、週末はMとMの部屋で過ごして、
日曜とか、休みの日とか、夏休みとかの長期休暇は、1番目の彼女と過ごす。
それを、それぞれの彼女は知っていて、納得している。
「納得なんてしてないよー。自然とそうなっちゃうっていうか…。私ががまんすると、彼女がよろこぶでしょう。だから週末は絶対に譲れない」
ってMが怒りながら言ってた。
1番目の彼女も、同じみたいなんだけど。
どちらかが彼に「別れたい」って言えば、
彼はもう一方の彼女のところに行くだけ。
だから、彼と離れたいって言った方が損というか、
負けになるって状況みたい。
「あきらめなかったら、いつか彼は自分の方に来てくれるって思うと、こっちからみすみす彼を手放すことなんてできないよ」
Mの話を聞いていると、なとなく気持ちは理解できるところもある。
待っていれば必ず来てくれる人を、
待たない手はないっていうのかな。
相手が根負けするのを待っている。
がまんした方が勝ちの、がまん大会になっているんだと思う。
「引くに引けない」ってこういうことを言うのかな。
でも、このままどちらの彼女も彼をあきらめなかったら?
これも恋愛のひとつのカタチ?
こんな状況普通じゃないって分かっていても辞められない。
まるで、ギャンブルみたい。
パチンコとかスロットとか、
次は出るかも、次は大丈夫かもって思う気持ち。
今自分がこの席をあきらめたとして、次に座った人に大当たりが出たら…。
それを思うと今は大損しながらも、辞めることができなくなる。
Mの恋はバクチだ。
そう言っても、それを知っていても、彼のことがあきらめきれないMの恋です。
#あきらめきれない #引くに引けない
ー過去記事PIC&追記ー
| 固定リンク
コメント