#悲しみを受け止めなくちゃ前には進めない。
以前雑誌「with」の取材があって、
いろんな恋愛についてコメントをさせてもらった取材後の感想。
その時の特集が「失恋」だったので、切ない恋の話をいっぱい聞いた。
全部ではないけど、その時話を聞かせてもらった失恋した多くの女の子は、
悲しみの底まで行かないで、途中でもがいているような気がした。
自分の抱える全部の悲しみに向き合ってしまったっら、心が耐えられる自信がない。
別れを認めてしまったら、もう彼に会えなくなってしまいそうでこわい。
まだ、もしかしたらって期待を持っていたい。
彼がもどってきてくれるのを待っていたい。
そんな気持ちで、苦しんでいるような気がした。
その気持ちになるのはすごく分かる。
でも、事実に向かい合う前に、失恋の悲しみにフタをしてしまっている人が多いような感じがした。
「ふられた自分」を受け入れてないっていうか、認めていないっていうか。
ふられるって相手に自分を否定されたことだと思う。
いらないって言われたことだ。
それは悲しいコトだけど、事実。
その事実を、一度きちんと自分の中に受け入れないといけないと思う。
悲しいし、味わったこのないような絶望感を感じると思う。
でも、そういう悲しみから逃げちゃだめで、
受け止めなくちゃ、きちんと前には進めないと思う。
それを避けて、次の道に進もうとしても、
その悲しみのつらさは、避ければ避けるほど長く続くような気がする。
悲しみの底に行って、絶望の淵を見ることで、
そこでやっと、もう上にあがるしかないって思えるんじゃないかな。
もう後がないから、前に進むしかないことを知る。
泣きながらでも、進むしかないってことが分かるから、歩き出せると思う。
彼がまた振り向いてくれるかもしれない、
元に戻れるかもしれないっていう気持ちを持つことは悪いことじゃない。
でも、だからといって、
今、目の前に起こっている「ふられた」っていう事実から、
目をそらしちゃだめだと思う。
もし、彼とまたいっしょにいられることになったとしても、
一度、彼から心を離して、冷静に自分自身を見つめなくちゃ、
戻ったとしても、同じような結果が待つことになると思う。
「別れ」を認めることで、自分の本当の気持ちを見ることができるし、
彼のことを客観的に見ることもできて、
それまでの彼との関係を冷静に振り返ることができるんじゃないかな。
新しい恋をしようって思うのも、
彼とやり直そうって考えるのも、彼を振り向かせようって考えるのも、
一度大きな悲しみを乗りこえてからだと思う。
こわいから、悲しいから、失恋の傷口を見ないで、
次に行こうとしても、事あるごとにその傷口はしくしく痛む。
傷の大きさを見なかったら、直す方法も分からない。
こわいけど、自信がないかもしれないけど、
悲しみから逃げちゃだめなんだと思う。
悲しみを受け入れて、その悲しみの置き場所を自分の中に見つけたら、
次に進む気持ちも力も、勇気も湧いてくるんだと思う。
「失恋」した自分から逃げないで、じっくりとしっかりと自分に向き合うことが大切で、
そうすることが、つらい恋の経験を無駄にしないことのような気がする。
このブログでも何度も書いているけど、
心は自分が思っているよりずっと強いはずだから、大丈夫。
新しい自分で、新しい恋ができるはずだと、私は思います。
#失恋 #ふられた #悲しみを受け入れる
ー過去記事PIC&追記ー
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