恋をすることも、恋を失うことも、無駄なことはないはず。
ひどい失恋をすると、次にまた誰かを好きになりそうになった時、自分の気持ちにブレーキをかけてしまう時がある。
相手の気持ちが怖くなる時がある。
「新しい好き」に出会えるかどうかの不安。
別れてすぐの頃は、自分がまた恋をするなんて信じられない。
そして、例え誰かを好きになりそうになっても、
「もしかしたらまた…」の不安で、一歩を踏み出すのがこわくなる。
傷つくのはこわい。
またあの時みたいな恋の終わりが来たら、
それを越える自信がないって思っていました。私は。
でも、それでも、恋するのがものすごくこわくても、
また誰かを好きになってしまうと思う。
「もう絶対に恋はしない」って心を閉ざして、闇しか見ないで、
自分の殻に閉じこもっていたら、出会いは訪れないかもしれないけど、
普通に暮らして、普通に仕事して、普通に外に出ていたら、
いつかはまた恋って出会えるって、と思います。
私はそうだった。
「もう恋なんてしたくない」っていう気持ちと、
「また誰かを好きになりたい」っていう、
2つの気持ちに揺れている時に、新しい恋に出会いました。
人を好きになることや、恋をすることは、
そんなに恐れちゃだめだと思う。
こわい。
確かにすごくこわい。
誰かを好きになって、その人に心が完全に傾いてしまったところで、
またその気持ちを否定されてしまったら、
もうどしていいのか分からない。
でも、それでも、おそるおそるの一歩でも、
恋へ踏み出す価値はあると思う。
根拠も証拠もないけど、
恋をすることも、恋を失うことも、無駄なことはないはず。
こわいかもしれないけど、進んでみて、その先にある景色を見てほしいです。
一歩を踏み出すことで、何かが変わり始めるような気がします。
#遠野まりこ
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