■二度と会わない別れは、思い出も語れない。
別れて二度と会わない恋って、そのいっしょにいた時の、いろんな思い出や出来事を、もうその人と話すこと、できないんだよなあ。
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懐かしい話ってするよね。
友達とか、知り合いとかと。
昔いっしょに、その時代を過ごしていた人たちと、
「あの時はこうだったね」とか、
「楽しかったねー」とか、
「あんな変な事してたよね」
とか。
でも、その楽しかった時に付き合っていた人と、
恋が終わって別れてしまった場合、
その後、二度と会わないような別れだった場合、
楽しかった思い出話をすることもできなくなる。
あの人をもいっしょで、
みんなで遊びに行った話もできない。
思い出を語ることもできなくなるんだよね。
なんか、さびしい。
昔みたいに、
遊びに行ったみんなと、彼と、私が、
いっしょに会って、おしゃりをすることもないんだ。
夏、あんなに楽しかったのにな。
もうその頃の話をして、笑いころげることはないんだ。
傷ついて、もう二度と会えないような恋の終わりは、
その恋だけじゃなくて、
そのいっしょにいた「時」にさえ、
もう会えない。
思い出って、
後になっても、時間がたっても、
その時のことを、
いっしょに過ごした人と話したり、笑いあったりすることで、
懐かしむことができるんじゃないかって。
だから、私のあの時の思い出は、
懐かしむこともできない。
あの夏の日のみんなと会いたいのにな。
本当は、恋とか関係なく、
あの時のみんなと会いたい。
でも、みんなといっしょにあなたもいたら、
夏の思い出よりも、
別れの思い出の方がはるかに強くて、
楽しい気持ちなんて、かき消されてしまう気がする。
いつか、
いつか会える日が来るのかな。
みんなと思い出を笑い合える日がくるのかな。
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コメント
emikoさんへ
お母さま、すばらい方ですね。
emikoさんのコメントを読んでいて、
その日の夜や、明け方までの情景が思い浮かぶようでした。
恋って、どうしてふたりがいっしょになれなかったのかなんて、
これだっていう理由がない場合、あると思うんです。
確かに、いろいろな細かい理由はあるかもしれないけど、
「これが別れの原因」ってはっきりとした理由が、
見つからない時もあるような気がします。
だから、emikoさんが、
過去の恋のことを話したことだけが、
別れの理由だったわけじゃないような気がするんだけどな。
私は。
emikoさんが、未来に進むための恋だったかもしれないです。
>またみんなと笑いあって会える日を祈っています。
そういう日が来るといいですね。
私も、いつか、いつか、たくさん時間がたって、
あの夏をすごしたみんなと、そしてあの人と、
「あの時はさあー」って、話せる日がくるといいなって思っています。
また切ない気持ちになった時は、いつでもコメント書いてください。
投稿: まりこ→emikoさん | 2008.07.22 午後 04時41分
ayumiさんへ
>つき合っていた頃は、毎月遊びに帰っていたあの土地は、今の私にはとても行けなくて、何年か時間が経てば行けるようになって、友達や教え子にもまた会えるときがくるのかな?
思い出がまるまる手の届かないところにいってしまうって、
人生の中のある部分が、ぽっかり抜け落ちてしまった感じですよね。
その時期関わった人たちにも会いづらいって、なんだか、切なく悲しい。
でも、ayumiさんも私も、
いつか、もっと時間がたって、
思い出に触れることができようになったり、
会いたかった人たちに、
笑顔で会えるようになるといいな。
>でもきっと、彼の話をしないようにって気を使ったりしちゃうんだろうな
ああ。多分そうなんでしょうね。
それも、切ないですね。
投稿: まりこ→ayumiさん | 2008.07.22 午後 04時26分
遠野さま
以前に一度こちらに寄らせていただき、コメントを残させて頂きましたが、久しぶりにこちらを訪ねて、blogを読ませて頂き、私の胸にしまったはずのオルゴールが(ポロン)と弾けた音が聞こえてしまったのでコメントさせてもらいました。
ちょうど一年前。明日は私の誕生日という日に別れてしまいました。
彼とはインドであい、お釈迦さまが悟りを開かれた地を同じツアーで回りました。
日本へ帰ってほどなく付き合うことに。
でも、そのとき私には9年付き合っていた彼が・・・それも、彼には家庭があるという状態でした。
だから、彼との出会いはその泥沼から救い出してくれる戦士(ナイト)が救いにきてくれたかのように思え、9年の歳月なんてもう考えられなくなるほど、彼に愛情を注ぎました。
しかし、3ヶ月ほどたち、急に彼が私の過去を知りたいと言ってきて、私は真剣で無智だったから、彼に過去を正直に話したのです。
そしてその二日後彼から別れを告げられてしまいました。
どうしても自分の誕生日は彼と迎えたいと、我を忘れてすがりました。彼は拒否しましたが、最後は根負けみたいな状況でしたが、一緒に私の誕生日に向かう日付変更線を超えてくれました。
彼に別れを告げられてから彼のことしか考えられず、ボロボロになった私にその日の彼は家の近所のベンチで一緒に私の独り言をただそばで聞いてくれました。
私はこんなに好きになった人をどうしても、なぜか母に会わせたくて(会う間もないくらいに別れの日は突然だったのでで)、その日母にも私たちのいる場所まで呼び出し、彼と母を無理やり会わせました。
最初は、私の母に殴られると思ったようでびくびくして会いたくないと拒否してましたが、私の母が彼の前に現れると観念したみたいで大人しくその場に残ってくれました。
そして母は彼に(この子から突然前の彼のことを聞いて驚かせてしまったみたいでごめんね。でも、この子は本当にあなたを大好きだったのよ。それだけはわかってあげてね)といって、彼にすっと手を差し伸べました。その母の手に自然と彼の手は重なり、愛する二人が握手をしている姿をみて、涙があふれて嗚咽が止まらず、もうこれで終わろうと帰ろうとすると、今度はなぜか彼が泣き崩れて。。。
そんな夏の日 あの日結局朝まで一緒に空を眺めていました。あの日の空を私は忘れません。
そして、一緒にインドに行ったメンバーとの会合や飲み会に二人が揃って参加することはなくなりました。またみんなと笑いあって会える日を祈っています。
長文になってすみません・・・。
まるで今の私の心の中を見透かされたような内容で、つい。。。
ありがとうございました。
投稿: emiko | 2008.07.10 午後 06時38分
こんにちは。
読みながら、そうだなぁ〜って思いました。
私は別れてからは、前の職場には行けなくなって、楽しい思い出も話せなくて...
あのときを知ってる仲良い友達とも距離をおいてしまっています。
同僚にも会いたいし、教え子にも会いに行きたいあの土地は、もう行けないのかな。
いろいろ思い出して苦しくなってしまうかな。
つき合っていた頃は、毎月遊びに帰っていたあの土地は、今の私にはとても行けなくて、何年か時間が経てば行けるようになって、友達や教え子にもまた会えるときがくるのかな?
でもきっと、彼の話をしないようにって気を使ったりしちゃうんだろうな
投稿: ayumi | 2008.07.10 午後 12時43分